Question

インプラント治療後、腎疾患が発覚し、透析することになりました。影響ありますか?

Answer

進行した骨・ミネラル代謝異常(CKD)や人工透析の患者さんは、尿毒症環境と透析による細胞性免疫異常によって易感染性状態になっています。

そして、ステロイド薬を長期服用していることも多く、さらなる免疫力の低下骨粗しょう症の発症もみられ、これがインプラントの脱落インプラント周囲炎のリスクファクターとなることが予想されます。

さらに、骨量減少に対する治療としてビスフォスフォネート製剤が投与されていることもありますので、顎骨壊死骨髄炎の発症にも十分な注意が必要です。

ステロイド薬を3カ月以上投与されている患者さんは、骨代謝学会のガイドラインの推奨によって、ビスフォスフォネート製剤が併用されている可能性が高いことに留意しなければなりません。

インプラントの患者さんは、定期的な歯科医院における専門的口腔ケアを、健常者よりも厳重に行いましょう。

 

※参考書籍
 「65歳以上の患者へのインプラント治療・管理ガイド」
 編著 窪木拓男、菊谷 武
 株式会社ヒョーロン・パブリッシャーズ

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