Question

歯が舌にあたって痛いんです。どんなことに気をつけたらいいですか?

Answer

歯が舌に触って痛む方へ、4つ注意点をアドバイスします。

1.歯を削るなどの歯科治療は慎重に。

舌の先や側面の縁が痛いとき、舌に触る歯を削ってほしいとご希望になる患者さんがよくおられます。しかしその痛みがもしも舌痛症によるものなら、痛みは脳のなかで生まれている可能性があり、歯科治療で症状が改善される保証はありません。また、歯は一度削ったら元には戻せないので、歯科治療の選択は慎重にお願いします。

 

2.矯正治療をはじめる前に一度立ち止まりましょう。

歯並びの悪い歯が舌に当たって痛むというかたは、矯正治療をはじめる前に一度立ち止まって確認をお願いします。患者さんの現在の歯並びは、永久歯に生え変わったときに完成しています。つまり舌は中学生の頃から、その飛び出た歯に当たっていたはずなのです。痛くなったのがもしも最近であれば、痛みの原因は歯並びではない可能性が高いです。

 

3.舌の痛む場所を繰り返し確認するのはやめましょう。

舌痛症の痛みが気になって、舌に変化がないか鏡で見たり、指で触ったり、歯に舌を触れさせてみたりして痛む場所を確認してしまうかたがおられます。痛むたびにこれを繰り返していると、痛みの記憶が定着してしまいます。症状をこじらせないために、舌の痛む場所を確認するのは控えてください。

 

4.歯に触れるとつらいときは舌を上あごにくっつけて。

舌の先や側面の縁が痛んで下の歯と触れるのがつらいとき、そのつらさを和らげるコツは、舌をあげて上あごのくぼみにペタッとくっつけ、上下の歯を軽く離すことです。この位置が舌にとってはいちばん安静な位置で、歯との接触を減らせます。お口をポカンと開けていると舌が下がって下の歯に触れやすいので、お口を閉じる習慣をつけましょう。

 

※参考書籍 「nico 2020.3 クインテッセンス出版株式会社」

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