治療内容・方法について
Q111 | インプラントってどれくらいもちますか? |
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A111 |
残念ですがはっきりとは申し上げられません。患者さんの毎日の丁寧なセルフケアや歯科医院での定期的なメインテナンス次第です。 |
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Q112 | ホワイトニングは誰でも、どんな状態でもできますか? |
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A112 | むし歯が多い方や、知覚過敏のある方、また歯に大きな亀裂がある方には、しみる可能性があるため、先に歯の治療をされてからホワイトニングをされることをお勧めします。 人工の歯や詰め物・被せ物、金属により変色してしまった歯にはホワイトニングをしても効果がありません。 また、体内で過酸化水素が分解できない無カタラーゼ症(高原氏病)のかた、妊娠中や授乳中のかたは受けられません。 光線(紫外線)過敏症、重度の呼吸器疾患のかたは、オフィスホワイトニングはやめましょう。光線を使わず、薬剤による刺激も少なく、長時間お口を開けている必要のないホームホワイトニングをご検討ください。 当院では、濃度の薄い薬を使用する「ホームホワイトニング」を行っております。
※参考書籍 「nico 2018.11 クインテッセンス出版」 |
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Q113 | 入れ歯をすると吐き気がするのですが・・・ |
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A113 |
吐き気は、入れ歯が合っていないときに現れる典型的な症状の1つです。 吐き気の原因が義歯床後縁の大きさにある場合には、入れ歯の後ろを削って調整すれば吐き気は治まります。入れ歯の噛み合わせの悪さや、不安定という原因の場合でも、修理や調整によって症状を解消できます。なかにはこのような調整をしても、吐き気が治まらないという人もいます。このような人は、他の人と比べて軟口蓋がとても敏感だと思われます。その場合は、喉に近い口蓋部分をくり抜いた無口蓋入れ歯を使うと有効です。 |
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Q114 | インプラントはどんな人にもできますか? |
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A114 |
治療に不適応な方もおられますがその多くは生活改善や持病のコントロールで可能になります。詳しくは歯科医師にご相談ください。 【治療に不適応な方(絶対的不適応)】■まだ成長過程にある方 ■免疫不全や1型糖尿病の方 ■ホルモン療法や放射線治療などを受けている方 などです。 【不適応だが治療の余地がある方(相対的不適応)】■口腔内の清掃状態が悪い方 ■歯周病の方 ■歯槽骨の骨量が足りない方 ■喫煙者 ■骨粗鬆症の方 ■糖尿病2型の方 ■悪習癖のある方(歯ぎしり、くいしばりなど) などです。 「不適応だが治療の余地がある方」の場合は、生活習慣の改善をしたり、医科の治療を受け、症状がコントロールされていれば、インプラント治療が可能になります。 |
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Q115 | インプラント治療に不適応なケースは何ですか? |
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A115 |
など 上記に当てはまるケースではインプラント治療に不適応な場合があります。なお、全身疾患のある患者さんの場合、歯科医師が主治医と連絡をとり、治療が可能かどうかを確認して進めさせていただきます。 ※参考書籍 「nico 2018.1 クインテッセンス出版株式会社」 |
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Q116 | インプラント治療は痛いのでしょうか? |
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A116 | 通常のインプラント治療は、他の歯周外科処置に比べて痛みの少ない処置です。 手術中は麻酔をしますので痛みはありません。手術後1日くらいは軽く痛みが出ることがありますが、ふつうは腫れも1~2日でひきます。親知らずなどを抜いた痛みよりも軽いくらいです。手術に対して強い恐怖心をお持ちの場合には、麻酔科医による鎮静下で手術を受けることも可能です。 【術後注意事項】 各種因子とインプラント術後2週間内の傷みの強度との関係
※参考書籍 「nico 2007.2 クインテッセンス出版株式会社」 |
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Q117 | ブラキシズムはインプラントの失敗原因となるのですか? |
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A117 | ブラキシズムは機械的併発症のリスク因子で、インプラントの失敗の原因となりうるかもしれません。 ※参考書籍 |
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Q118 | 高齢者のインプラントは失敗しやすいのですか? |
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A118 | 高齢であることが失敗の原因とはなりません。 高齢者にはオッセオインテグレーションに影響をもたらす生物学的なリスクが考えられます。一般的に骨代謝は下がり免疫能も低下します。また慢性病変を有して多剤服用している人も多く、それらの副作用も懸念されます。手指の巧緻性も悪くなりプラークコントロールも悪くなりがちです。しかしながら、「高齢であること」が単独因子としてインプラント治療成績に影響を与えることはありません。 ※参考書籍 |
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Q119 | 歯周病罹患歯や既往歯は全部抜いたほうがインプラントの予後が安定するのでしょうか? |
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A119 | 歯周炎罹患歯や既往歯を抜いても、歯周炎関連菌は残存し、インプラント周囲炎のリスクは下がりません。 ※参考書籍 |
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Q120 | 年齢と共に、歯が黄色くなりました。何故ですか? |
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A120 | 歯の表面は、エナメル質という半透明の硬い組織で覆われています。そのエナメル質の中には黄色の象牙質という組織があります。歯の色はエナメル質と象牙質、それぞれの色で決められています。毎日食事をし、歯を磨くことにより、歯の表面のエナメル質は磨耗していき、薄くなります。そのため、中にある象牙質が透けて見えてきてしまい、歯が黄ばんで見えるのです。 |
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