Question

インスリン療法での注意事項を教えてください。

Answer

低血糖時とシックデイ時についての理解と対策が必要となります。

低血糖

低血糖はインスリン作用が相対的に過剰になったときに生じるもので、その症状は自立神経の活動の亢進による手足の震え、発汗、動悸、不安感、空腹感などがあり、血糖値の低下への警告症状ともいえます。人によってその症状は異なります。症状が進むと中枢神経症状が発現し頭痛、かすみ目、めまい、眠気、思考困難などがみられ、さらに異常行動、意識低下、傾眠を起こし最終的には昏睡となります。

 

シックデイ

シックデイとは、糖尿病患者さんが、糖尿病以外の病気にかかることを指します。発熱、かぜ(感染症)、下痢、嘔吐、外傷、骨折などの病気や食欲不振、食事摂取不足により血糖変動がみられます。インスリン注射での調整も難しくなり、血糖値が乱高下しやすくなります。

シックデイのとき、食事がとれなくても自己判断でインスリン注射を中断してはいけません。発熱、消化器症状が強いときや症状が改善する気配が感じられないときは必ず医療機関を受診しましょう。

 

ポイント

低血糖、シックデイのときの対策については事前に主治医から指導を受けておき(インスリンや薬の量の調整なども)、その内容を糖尿病連携手帳やお薬手帳に記載し、医療関係者や家族などと情報を共有することが重要です。

 

※参考書籍 「月刊 糖尿病ライフ さかえ 2018年1月号」 日本糖尿病協会

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