Question

糖尿病の治療をしていますが、歯の治療当日と治療後に注意することはありますか?

Answer

いつものように血糖値をコントロールしよい体調を保ちながら治療を受けるための大切なポイントと、治療後、順調に回復するための重要な注意事項を整理してみました。
ぜひ参考になさってください。

1.インスリンやお薬はいつもどおりに!

抜歯などの外科処置を受けるかたのなかに「痛くて食事ができないと血糖値が下がるだろう」と、低血糖になることを心配して、傷が治るまでインスリンや服薬による治療を休んでしまう患者さんがおられます。
ところが人体は、食事をしないとその代わりに、筋肉のタンパク質から糖がさかんに作られる仕組みになっているため、結果的に血液は高血糖になりがち。治療を休んだ分血糖値のコントロールが不良となり、傷の治りが遅れ、感染が重症化しやすくなってしまうのです。インスリンやお薬は、必ずいつもどおりに使い続けましょう!
また、当日はインスリンやお薬をお持ちください。

2.治療前の食事は必ず食べましょう。

「治療を受けるときに気分が悪くなるといけないから」と、食事を抜いて来院されるかたがときどきおられます。
でも、これは危険。というのも、ただでさえインスリン不足で細胞に糖をうまく取り込めない糖尿病のかたの場合、低血糖発作を起こしやすくなるのです。
大脳は血糖の低下にたいへん弱く、50mg/dl以下の低血糖が続くと意識を失ってしまいます。
治療前には食事をすませ、できれば食後1時間くらいの時間帯に治療を受けましょう。

3.甘いものをお持ちください。

低血糖発作を起こしたときは、糖分を摂るとすぐに回復します。そこで、発作が起きてしまったときのために、念のため甘いものをお持ちください。
飴や砂糖、砂糖水、糖分のたくさん入ったジュースなどがおすすめです。ノンシュガー、ノンカロリーの飴ではなく、黒飴や氷砂糖のような昔ながらのものがよいでしょう。
治療後に麻酔や痛みのためになかなか食事ができないときも、砂糖水などで糖分を補いましょう。

4.抗生剤の服用を忘れずに。

糖尿病の患者さんは、感染症を起こしやすくなっています。そこで感染予防のために、治療前日くらいから抗生剤を飲んでいただきます。
そして、治療後も歯科医師の処方どおり忘れずにお飲みください。抗生剤は、一定の期間一定の血中濃度が保たれないと効果がありません。
中途半端な飲みかたをすると耐性菌が生まれる原因にも。
処方どおりにお飲みいただくことがたいへん重要です。

5.治療後も何度か来院をお願いします。

患者さんの糖尿病の程度によるのですが、治療後に何度か消毒や経過観察のためにご来院いただくことがあります。糖尿病のかたの場合、一度感染を起こしてしまうと治りにくく重症化しやすいので、こまめに消毒しておくと安心です。
歯科医師が手厚くケアをするのは糖尿病をよく理解している証拠。
「この先生に出会えてラッキー」と思っていただき、ぜひ予約どおりの通院をお願いいたします。


※参考書籍 「nico 2011.5 クインテッセンス出版株式会社」

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