Question

「手足口病」について教えてください。

Answer

手足口病ってどんな病気?

手足口病は、口の中や手足などに水疱性の発疹が出る、ウイルスの感染によって起こる感染症です。

どのように感染するの?

感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染すること) があります。

どんな人がかかりやすいの?

乳幼児がかかりやすいと言われています。特に集団生活をしている保育施設や幼稚園などでは注意が必要です。

どんな症状が出るの?

感染してから3~5日後に、口の中、手のひら、足底や足背などに2~3mmの水疱性発疹が出ます。発熱は約3分の1程度にみられますが、あまり高くならないことがほとんどであり、高熱が続くことは通常はありません。

どのくらい症状は続くの?

ほとんどの場合、数日間のうちに治ります。しかし、まれですが、髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの注水神経系の合併症のほか、心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺など、さまざまな症状が出ることがあります。手足口病にかかったこどもの経過を注意深く観察し、合併症に注意をする必要があります。

感染しないようにするためにどんなことに注意すればよいの?

手足口病には有効なワクチンはなく、また手足口病の発病を予防できる薬もありません。一般的な感染対策は、接触感染を予防するために手洗いをしっかりとすることと、排泄物を適切に処理することです。特に、保育施設などの乳幼児の集団生活では、感染を広げないために、職員と子ども達が、しっかりと手洗いすることが大切です。特におむつを交換する時には、排泄物を適切に処理し、しっかりと手洗いをしてください。

手洗いは流水と石けんで十分に行ってください。また、タオルの共用はしてはいけません。

治療方法はあるの?

手足口病に特効薬はなく、特別な治療方法はありません。また、基本的には軽い症状の病気ですから、経過観察を含め、症状に応じた治療となります。まれに合併症などが起こる場合がありますので、経過観察をしっかり行い、高熱が出る、発熱が2日以上続く、嘔吐する、頭を痛がる、視線が合わない、呼びかけに応じない、呼吸が速くて息苦しそう、水分が取れずにおしっこがでない、ぐったりとしているなどの症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

※参考サイト
 日本医師会ホームページ http://www.med.or.jp/

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