Question

口腔内の細菌は血管内に侵入しやすいって本当?

Answer

「天皇陛下の執刀医」である天野先生が週刊新潮の連載「『佳(よ)く生きる』ための処方箋」第5回(2016年6月9日号)の「口は災いの元」というエッセイのなかで、

「厄介なことに口腔内の細菌は血液中に入り込みやすい傾向があるようです。(中略)こういった事態を防ごうと、心臓やがんの手術、抗がん剤による化学療法などの前に、歯科医師のもとで口腔内をきれいにする『周術期口腔ケア』が行われています」

「また最近、注目されているのが『慢性炎症』です。たとえば歯周病で歯茎に炎症があると(中略)その免疫の連鎖反応が血管内にも飛び火します。その結果、起こるのが動脈硬化の悪化。(中略)実際、歯周病の人は心筋梗塞になるリスクが高いという報告もあるほどです」

と書かれています。

 

天野先生は「口腔内の細菌は血管内に侵入しやすい」ということを、「医学の教科書には書かれていません。7200例以上の心臓手術をしてきた外科医の実感であり発見」だと書かれているのです。

 

そしてエッセイの最後は、「まさに口は病の元。下手をすると命取りになりますから、くれぐれもご用心を」と結んでいます。

 

※参考書籍
 「全ての病気は「口の中」から!」 森永 宏喜 著  さくら舎

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