Question

妊婦や子供、高齢者が薬を飲むときに気をつけることは何ですか?

Answer

飲む人が子供か、成人か、高齢者かで、薬の体内での動きは変化します。薬は主に肝臓で分解されて薬効を失い、腎臓を経て排出されます。年齢によって、肝臓・腎臓の処理能力が変わってきます。一般的に子供は処理能力が高いのですが、高齢者は低い傾向にあります。70歳になると、腎臓の濾過機能は成人の約70%にまで落ちることが分かっています。そのため、薬を尿に排泄することができず、長時間にわたって多くの薬が体内にとどまることになり、効果が強く出ることがあります。

 

加齢にともなう体質の変化(出典:「くすりの地図帳」 講談社)

加齢にともなう体質の変化

グラフは加齢と生理機能の変化を表しています。

加齢によって細胞内の水分が減ると、相対的に体内の薬物濃度が上がります。また、腎臓での濾過量が減ることで、薬物が適切に排泄できず、体内の薬物濃度が上がります。このように、年齢によって生理機能は変化するため、それに合わせて投与量を決める必要があります。

 

また、妊娠すると母体のさまざまな生理的なはたらきが変化することで、体内での薬の動き方も変化することが知られています。例えば、妊娠時には胃酸の分泌が減ったり、小腸の運動が弱くなったりするため、薬物の吸収が悪くなるケースがあります。さらに、母親が飲む薬が、胎児に与える影響についても考えなければなりません。母親が飲んだ薬の多くは胎盤を通じ、胎児に渡されます。妊娠初期には、胎児の体の形成に障害をおこす可能性をもつ薬もありますので、注意が必要です。

 

逆に、喘息やてんかんなどの持病があり、薬を飲んでいた女性が、妊娠に気づいて急に服用をやめてしまうということも危険です。母親が健康を崩し、結果的に胎児まで危険な状態に陥ってしまうことがあるためです。市販薬の使用も含め、必ず医師の指示に従い、指定された用法・用量を守ることが重要です。

 

※参考書籍

 「Newton 2015年8月号」 株式会社 ニュートン プレス

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