Question

インプラント周囲炎の治療で、インプラントを保存する基準は何ですか?

Answer

現在、インプラント周囲炎の治療では除去・保存の明確な基準がないことが問題となっています。このことはインプラント周囲炎の治療は除去が最も確立した治療であり、歯科医師によって治療方針が異なるからです。ショートインプラントの予知性から保存治療とするかを決定する考え方がありますので、ご紹介します。

(1)患者さんがインプラントの再手術を希望しない
(2)解剖学的問題(特に骨量)から再手術が困難である
(3)5mm以上の残存支持骨量を有すること
(4)炎症や感染のコントロールが可能な周囲組織(特に口腔前庭の位置)

以上の条件が満たされた場合、保存治療の対象とすることができます。

※参考書籍
 「KIT NEWS vol.38 NOV 2014」 京セラメディカル株式会社

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