Question
声はどうして出るの?
Answer
のどボトケの近くにある「声帯」は、開いたり閉じたりできるヒダ。私たちは肺から送り出す息で声帯をふるわせ、「声のもと」を作ります。のどボトケの近くに手をあてて「アー」と声を出してみると振動するのが分かります。これが「声帯のふるえ」です。
声帯は鼻と肺をつなぐ空気の通り道にあって、ふだんはV字型に開いて、ただ空気を通します。声を出す時だけ、両側のヒダが中央に寄ってきます。息がヒダの隙間を通ると、1秒間に100回以上の振動が生まれて「声のもと」ができるのです。
他の人と顔がちがうように、声帯やのど、口の中の形は一人ずつ違います。声が違うのは、楽器ごとに音色が違うのと同じ。ひとりずつ声帯やのどや口の形や大きさが違うからなんです。大人になると声が低くなるのも、体が成長して声帯(楽器)が大きくなるからなんです。
※参考書籍
「歯のしくみ 口のしくみ」
阿部伸一 クインテッセンス出版株式会社