Question

口と腸が影響し合う深い関係にあるって本当ですか?

Answer

口腔と腸はただつながっているというだけでなく、どちらかの状態が悪くなると、もう一方の働きも悪くなってしまう深い関係にあります。

食べ物が口腔内へ入ると、まず咀嚼によって細かく砕かれ、唾液と混ぜ合わされて消化が始まります。飲み込んだ食べ物は食道を経て胃にたどり着き、さらに消化が進み、小腸、大腸へと進んで、消化・吸収されていきます。

口は消化器官のスタート地点であり、腸までずっとつながっています。これまでは口腔と腸は物理的につながっていても、機能的なつながりはうすく、直接影響し合うことはないと考えられてきました。

ところが、口腔の環境が悪化すると、腸内細菌のバランスが乱れ、腸内環境も悪くなるということが最近の研究で分かりました。この腸内細菌は、ある種類のリンパ球の発達にかかわっているため、腸内環境が悪化すると、免疫機能の調整が難しくなります。

一方、口腔内にある免疫細胞は、腸管で成熟したものがリンパ管を経由して、口腔に到達したものです。そのため、腸内環境が悪くなると、口腔内の免疫力もダウンしてしまいます。

※参考書籍
 「全ての病気は「口の中」から!」 森永 宏喜 著  さくら舎

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