歯・お口の状態について

Q1 私、顎関節症なんですが痛みをとる方法を教えてください。
A1

「TMDの疼痛緩和に有効な治療法としては、オクルーザルスプリント、鍼灸、行動療法、顎運動、姿勢訓練、および薬物療法の一部が挙げられた。また、電気生理学的療法や手術の効果に関する科学的根拠は不十分で、咬合調整は効果がないとされた。」

TMDの管理:システマティックレビューおよびメタアナリシスによる科学的根拠
J Oral Rehabil 2010;37(6):430-451.

※参考書籍
 「開業医のための口腔外科 重要12キーワードベスト240論文」
 監修 河奈 裕正  クインテッセンス出版株式会社

Q2 歯周基本治療の内容について教えてください。
A2

以下のものがあります。

1.応急処置

2.モチベーション

3.プラークコントロール

4.スケーリング・ルートプレーニング

5.歯周ポケット掻爬

6.不適合充填物・補綴装置の修正・除去

7.歯周治療用被覆冠・治療用義歯の装着(当面の咬合確保)

8.咬合調整

9.暫間固定

10.う蝕治療・歯内治療

11.悪臭癖の改善

12.矯正治療

13.保存不可能な歯の抜歯

※参考書籍 「日本歯科医師会雑誌 2017 Vol17 No.5」

Q3 口腔乾燥症について教えてください。
A3

口腔乾燥症は「ドライマウス」とも呼ばれています。

■口腔乾燥が進むとこんな症状があらわれます

・味覚異常

味を感じる味蕾(みらい)は、水に溶けるものを味として感じます。このため唾液分泌が低下すると、味覚の低下や味覚異常を引き起こすことがあります。

・食物摂取困難、嚥下困難

乾燥すると舌や頬粘膜を動かしにくくなり、さらに唾液量が低下すると咀嚼した食物の食塊を作ることが困難となり嚥下障害へつながります。

・義歯がガタつく

義歯は、唾液により義歯と粘膜の間の空気をなくすことで吸着しています。口腔が乾燥すると、適合の良い義歯でもガタつくことがあります。その他、舌苔の増加や虫歯、歯周病、口腔粘膜疾患が増えます。

・舌が痛い

唾液には抗菌作用や自浄作用があり、口腔内の細菌のバランスを保つ役割を果たしています。しかし、唾液が不足すると、カンジダ菌をはじめとする細菌類が増殖し、舌にピリピリとした痛みをもたらしたり、口角が切れたりします。

■口腔乾燥の原因は何だろう?

近年の研究では、従来言われていた加齢による唾液分泌低下が主要因ではなく、
・抗うつ剤や降圧剤、抗コリン剤などの薬剤性のもの
・飲水量の低下による脱水
・経管栄養摂取による唾液分泌減少
であることが明らかになってきました。
この他、口呼吸や挿管されている場合、十分な唾液量があっても口腔が乾燥している場合があります。またストレスや糖尿病、唾液性疾患、シェーグレン症候群等の疾患も原因となります。

■口腔乾燥症の見分け方はどうするの?

・舌の下に唾液が溜まっていない
・舌の上に唾液が見られず乾いている
・唾液が泡立ったり、ネバネバしたりしている
・口腔粘膜がツルツルしている
・水分摂取量や尿量の低下(脱水が疑われる時)
・義歯が外れやすくなる
などの症状があったら口腔乾燥症の可能性があります。

■対症療法

口腔の症状やその関連症状を緩和することが対症療法です。口腔乾燥症(ドライマウス)の症状が進むと口臭も強くなる傾向にありますが、唾液の分泌が促進されれば症状が和らぐことが多いため、よく用いられるのが「唾液腺マッサージ」を含むお口のストレッチです。その他、日頃のちょっとした心がけで唾液の分泌が促進され乾燥も緩和します。以下にそれらを対策としてまとめました。これらは、要介護者や寝たきりの方にはなかなか当てはめにくい項目ですが、少しでも実践を心掛けて頂ければ、看護の現場での口腔ケアや非経口摂取の方のドライマウス対策につながります。口腔ケアは難しいことではありません。歯科専門職と上手く連携して習慣化しましょう。

【対策】

1.口腔ケアを(用品を含め)全体的に見直す!

口腔ケアをすると多くの場合唾液分泌が増えます。歯磨剤の泡立ち成分(ラウリル硫酸ナトリウム等)や洗口液に含まれているアルコールは、口腔粘膜を刺激し口腔乾燥を進行させると言われています。従って、これらの成分を含まない製品がおすすめです。また歯ブラシは自分に合ったタイプを選び、歯と歯肉の境目をマッサージするように磨いて唾液分泌を促進しましょう。電動ブラシを使用すると、その振動が刺激となり唾液分泌促進に効果的な場合があります。また、口腔内が汚れやすい胃ろう等の経管栄養摂取者には口腔ケアが特に重要となります。

2.良く噛むこと!

唾液腺を刺激して活性化させるためには、何よりも噛むことが大事です。柔らかいものばかり食べていると唾液がだんだんと出にくい状況になり、顎や口の筋力も低下します。健康な状態の時から、介護が必要になってもできる限りよく噛んで食べる(柔らかいものでもよく噛みましょう)、柔らかめの煮物や味噌汁の具などは小さく切りすぎず少し大きめ(一口大)にする、水分で流し込むような食べ方をしない、歌を歌うなどしてはっきり口を動かす機会を作る、表情豊かに暮らす…、など生活自体を変えていきましょう。食べにくいだろうから細かくしてあげよう、歩けるけれど危ないから車椅子に乗りましょうというような行き過ぎた気配りは、過介護と同じなのです。
ガムの噛める方は、ガムを噛むことによる刺激で唾液分泌を促進することができるのでお奨めです。

3.規則正しい生活を送る!

唾液の分泌は自律神経でコントロールされています。規則正しい生活を送ることは自律神経のバランスを保つためにも大切です。喫煙やアルコール類も控えめに・・・。

4.鼻で呼吸する(口呼吸の回避)!

口を開けている状態が長いほど口は乾燥しやすくなります。鼻が詰まってなくても習慣的に口で呼吸をする方がいらっしゃいますが口を軽く閉じて鼻呼吸の習慣化に努めましょう。

5.定期的に歯科検診を受ける!

唾液は口の中を殺菌消毒する重要な働きがあります。そのため唾液分泌の少ない方は、よく歯を磨いていても虫歯や歯周病になりやすく、歯垢のチェックなど専門的な口腔ケアが欠かせません。口臭対策も兼ね3ヶ月に1回程度は、歯科医院でチェックしてもらいましょう。

6.ストレッチ・体操リハビリ!

唾液腺マッサージや舌のストレッチが効果的です。「舌の突出を繰り返す」「上下左右に動かす」など口腔体操の実施や、会話を増やす、歌う等も有効なストレッチとなります。 特に、舌であめ玉をつくる訓練(舌で頬の内側を押して、頬にあめ玉を含んでいるようにする)が非常に有効です。簡単にできるようになったら、舌で頬にあめ玉をつくりながら舌尖を片側ずつ上下・左右に動かしたりすると、さらに効果があります。その際、唾液が出たらゴックンと嚥下につなげましょう。
また、ただ何となく動かすのではなく、音楽に合わせて動かしてみると効果的。毎回同じ曲に合わせて行うことで、舌の動かしやすさや舌の持久力などの変化を感じることができ、評価につなげることが可能です。
その他、歯磨き時に歯ブラシで舌や頬を動かすように刺激するのも有効です。受動的な訓練しかできない場合には、口腔ケア時に積極的に歯ブラシや指で舌や頬に触れ、刺激していくとよいでしょう。開口したままの状態では口腔内はいっそう乾燥します。また閉口するための口輪筋への刺激もお忘れなく。
訓練のほか、唾液腺マッサージを行う場合は、耳周辺や下顎周辺を軽く圧迫するように触れていきます。方法は皆さん自身が自分の顔に触れてマッサージするときに、気持ちよい力加減や動かし方で行えば大丈夫です。

7.お口の保湿ケア!

水分補給に加え、うがいの回数を増やしたり、スポンジブラシ等で粘膜を湿潤させ、保湿してください。唾液腺マッサージやお口のストレッチ、及び上記の1.と2.を行ってもあまり効果がない場合は、その方のお口の乾燥状態に合った口腔保湿剤(口腔化粧品質)を必要に応じて使用します。ジェルやリキッドを使い分けて保湿し、症状を緩和させます。例えば、「夜、口が渇いて目が覚める」などの症状には、就寝前に保湿リキッドでのうがいを習慣化させることなどが効果的です。

●口腔保湿剤の使い分け

口腔保湿剤には色々なタイプがあり、使い方を誤ると症状が改善しない場合があります。一般的に販売されている口腔保湿剤には、ペーストジェル液状の3タイプがあります。

ペースト

(特徴と使用上の注意)
・定められた適量を調整しやすい。

(適応できる症状や使い方)
・乾燥の状態が強く、帯状の痰の付着が顕著な場合など。
・乾燥部に停滞し易いので、塗布後は暫く放置し、強固に付着した痰を柔らかくして除去する。

ジェル

(特徴と使用上の注意)
・少量でよく拡がる。
・量が多過ぎると咽頭に貯留しやすく誤嚥の危険がある。

(適応できる症状や使い方)
・頬粘膜や舌に乾燥した痰がからみついている場合など。
・スポンジブラシ等になじみやすいので、口腔内全体にまんべんなく塗布しながら、からみついた痰を除去する。

液状

(特徴と使用上の注意)
・ガーゼ等に含ませ清拭する。
・誤嚥の傾向のある方には不向きである。

(適応できる症状や使い方)
・オブラート状の痰の除去など。
・口腔乾燥の度合いによって量を調節しながら使用する。
・強い乾燥状態への使用には適していない。

口腔保湿剤は、口腔乾燥の日々の状態によって、上記のタイプを上手く使い分けると、早く改善する傾向にあります。また、含まれている成分によっても効能が若干異なるので、歯科専門職とうまく連携し、その時々に必要な対応を行いましょう。口腔乾燥は長期に渡っての対応が必要です。口腔ケアのプラニングを確立し改善を図りましょう。

唾液によって口腔内が潤うと、味も感じやすくなり、食事のおいしさが一層増します。
おいしく食べて楽しく語り、表情も豊かな生活はその方のQOLの向上そのものです。

※参考
 口腔乾燥症 (PDF形式 847KB)
 ドライマウス(口腔乾燥症)について – その2 (PDF形式 807KB)
 
ドライマウス(口腔乾燥症)について – その3 (PDF形式 795KB)
 
口腔乾燥の改善のためにできること (PDF形式 227KB)
 ライオン歯科材株式会社ホームページ

Q4 親知らずを抜きたいのですが、どのくらい費用がかかりますか?
A4

親知らずの抜歯は保険対応です。費用はケースによって異なりますが、初診か再診かでも金額は変わりますし、レントゲンの種類によっても違います。例えば、安全な抜歯のために埋伏した親知らずの歯根の形状と下歯槽管との位置関係を正確に把握する必要がある場合にはCT撮影を行います。例えば、保険適用でCT撮影は3,500円程度です(3割負担の場合)。また、上顎よりも下顎の親知らず抜歯のほうが高額になる場合もあります。

1.まっすぐ生えている親知らず

3,000~4,000円

2.斜めに生えている親知らず

5,000~6,000円

3.埋まっている親知らず

7,000~10,000円

個人差や医院ごとに差がありますが、保険適用で3割負担の場合は上記金額程度だと思っていただけるとよいでしょう。

Q5 親知らずは必ず生えてくるんですか?
A5

親知らずとは、智歯とも呼ばれ、歯の一番奥に生えてくる永久歯の事で、およそ20才前後で生えてきます。しかし、それには個人差があります。30才前後で生えてくる人も少なくありません。もともと親知らずの無い人(先天性欠損といい、発育段階から形成されずに歯が存在しないこと)、4本が揃っていない人もいます。

また、まっすぐに生えず、斜めに生えてしまったり、横向きで埋状したままになっている方もいます。その場合はケアがしにくいなどの不便さが起こる事がありますので、抜かれる事をおすすめします

Q6 唾液の役割を教えて下さい。
A6

唾液は、食べる、飲む、話すといった人間にとって欠かすことのできない機能を営むうえで次のような重要な役割を果たしています。

1.抗菌作用

口は空気や食べ物などの入り口であり、常に外界の雑菌にさらされています。唾液には、細菌増殖を抑える「抗菌作用」があります。うまく作用しないと、むし歯歯周病にかかりやすくなるだけでなく、口からの細菌感染により、風邪を引きやすくなり、気管支炎肺炎を起こすこともあります。

2.消化作用

ごはんやパンなどのデンプン質を糖に変える「消化作用」もよく知られている唾液の効用です。唾液中に含まれるアミラーゼという酵素が、デンプンを分解して麦芽糖に変え、体内に吸収しやすくしてくれます。よく噛みしめて唾液で消化することは重要で、ここでの消化がすすまないと胃に負担がかかることにもつながります。

3.粘膜保護作用

唾液には「ムチン」というネバネバとしたタンパク質が含まれています。納豆やオクラに含まれるネバネバ成分と同じものです。フランスパンやクッキーのような硬い物が接触しても傷がつかないように、口の粘膜をコートしていますムチンが少なくなると、口に傷がつきやすくなります。

4.食塊形成作用

水だけでは食べ物をまとめることができず、誤嚥してしまったご経験のある方もおられると思います。唾液の粘り気であるムチンがうまく働くと、食塊がまとまりやすく、気管のほうへ流れずに、食道の入り口に入り、嚥下がスムーズになります。唾液のムチンは、食塊形成、摂食・嚥下に重要な働きをしていて、少なくなると誤嚥の原因にもつながります。

5.中和作用

食後にゲップが出て、酸っぱい胃酸を感じたことはありませんか?胃の粘膜は強い胃酸に対しても安定で、食物の消化を行っていますが、口や食道の中は、もともと中性で酸に対しては強くありません。唾液は天然の胃薬のような作用があり、胃酸を中和することができます。また、むし歯の菌が産生する酸を中和することも知られています。唾液が少なくなったり、なんらかの原因で胃酸の逆流が起こると、食道や喉の粘膜を痛めたり、歯を溶かすこともあります。

6.修復作用

唾液には、傷を治す上皮成長因子(EGF)や、脳神経の老化を防止する神経成長因子(NGF)などが含まれていますが、これらは口の中だけでなく、体全体を守る意味でも重要な役割を果たしています。EGFは、上皮細胞の成長を促進させる働きがあり、1986年のノーベル賞で脚光を浴びたことで有名になり、最近ではアンチエイジングに効果があるということで、化粧品にも加えられています。動物が傷口をなめるのは、抗菌作用だけではなく、修復を促進させる働きも関連していると考えられています。また、NGFは、神経細胞の分化、維持に関与しています。海外ではアルツハイマー型認知症の治療へ応用する研究も進められています。

唾液が少なくなると、口の傷が治りにくくなり、神経の回復が遅くなることにもつながってきます。

 

このように、唾液は単なる水ではなく、身体の機能維持に重要な働きを有しています。

 

※参考書籍
 「ドライマウス 今日から改善・お口のかわき」
 阪井 丘芳 著  医歯薬出版株式会社

Q7 顎関節症とは何ですか?
A7

あごの関節(顎関節)周辺や、あごを動かす筋肉(咀嚼筋)に異常がある状態のことです。
これらは単独で症状が現れることもありますが、両者が混在した病状が現れることが多いです。
主な症状は「あごが痛い」「あごが鳴る(音が鳴る)」「口が開けにくい(口が開かない)」などがあり、慢性的な疾患です。
また、よくいわれる「あごが外れた」というのは脱臼のことであり、厳密にいうと顎関節症とは異なります。

Q8 唾液には傷口を治す効果があるのですか?
A8

「傷口をなめる」ことが傷口にとって良いことをヒトは知っています。

唾液の効用としてまず「洗浄作用」が挙げられます。「洗浄作用」とは、傷口の雑菌や異物を洗い流す作用のことです。

つぎにムチンによる口腔内でみられる粘膜コート機能は、傷口では乾燥を防ぐ「保護作用」として役立ちます。

さらにリゾチームなどによる「抗菌作用」、粘液性糖たんぱく質であるムチンによる細菌の「凝集作用」などが知られています。

その他、炎症を抑える作用など多くのことが議論されています。

またヒトは子どもの時にすり傷を作ると親がそこをなめて「痛いの、痛いの、飛んでいけー。」などとおまじないをかけてくれたことを記憶しているものです。この記憶は、傷口をなめる動作から安心感を体中に呼び起こしてくれるのです。これも立派な効用です。

 

※参考書籍
 「口が元気なら、若い!ぼけない!口腔からウェルエイジング」
 著  阿部伸一  クインテッセンス出版株式会社

Q9 歯周病ってどんな病気?
A9

歯周病は、口のなかに棲む歯周病菌が引き起こす感染症です。
歯周病菌や歯周病菌の出す毒素が引き起こす炎症によって歯ぐきが腫れる歯肉炎になります。
そしてこの状態のまま放置すると、歯を支えるセメント質、歯槽骨や歯根膜が破壊される歯周炎へと悪化し、ついには支えを失った歯が抜けてしまうという恐い病気です。
歯周病菌はお口のなかの常在菌で、先住者として外から入ってくる他所者(よそもの)の菌を寄せ付けないような役割も果たしつつ、ふだんは人間と共生しています。
ところが、みがき残しなどのために細菌のかたまりであるプラークがお口に溜まって成熟すると、歯周病菌はパワーアップし、共生のバランスが崩れて炎症を引き起こしてしまうのです。

歯周炎になると歯ぐきの溝がさらに深くなり、ますますプラークが溜まりやすくなります。
すると炎症はさらに悪化し、歯ぐきから血や膿が出たり、歯がぐらついて噛みにくく、口臭もひどくなっていきます。
発症すると自然に治ることはなく、歯槽骨は一度溶けてしまうと、決してもとどおりにはなりません
歯槽骨が大きく失われると、治療が手遅れになり、抜歯になってしまうことも少なくないのです。
歯周ポケットができるとそのなかの掃除はとても難しく、しかも歯石はいったん溜まると硬くこびりつき、歯みがきでは取れません。
プロのワザでプラークと歯石を取り除き、歯周ポケットの中の歯周病菌を減らすことこそ、歯周病の進行を食い止めるための方法です。
歯を救うには早期発見・早期治療が重要です。

※参考書籍
 「nico 2011.9 クインテッセンス出版株式会社」
 「nico 2010.1 クインテッセンス出版株式会社」
 「nico 2009.2 クインテッセンス出版株式会社」

Q10 なぜむし歯になってしまうのですか?
A10

歯についたプラークや食べカスにむし歯の元となるミュータンス菌が住みつき、糖分を栄養としてを出します。
この酸が歯の表面のエナメル質を溶かし穴をあけてしまう(脱灰)のですが、これがむし歯の始まりです。

 

歯は唾液に守られていて、ほんの少し溶けただけなら唾液が修復してくれます(再石灰化)が、酸が多くて修復が間に合わないと、むし歯になってしまいます。
酸による被害を少なくするためには、食習慣など注意すべきポイントはいくつかありますが、まずはむし歯菌を減らすこと
虫歯菌を減らすと、むし歯になるリスクはぐっと減ります。
つまり、唾液による修復が間に合う程度にお口の環境を維持できれば、むし歯の進行を止められるのです。

 

日本人の約90%以上がむし歯に罹患しているといわれ、軽く見られがちですが再石灰化が不可能なレベルに達したむし歯は自然のままでは元に戻りません。
治療を受け、それ以上は進行しないようにするしか歯を守る方法はありません。

 

※参考書籍 「nico 2009.2 クインテッセンス出版株式会社」

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