Question

噛み合わせ・噛みしめと姿勢は関係あるの?

Answer

姿勢は人が筋力を発揮した結果であるため、姿勢を見ることにより適切に(機能的に)筋力が使われたかどうかを判定できます。

下の図を見てもらうとわかりやすいと思います。

●例 消しゴムと鉛筆の位置関係(姿勢)

力のかかり方

消しゴムの正中線に沿って正しく力を加えてやれば、消しゴムを直線的に押すことができます。もし、押す位置が不適切であれば、真直ぐに押すことができません。このように、消しゴムと鉛筆の位置関係(姿勢)により、力が無駄になったり役立ったりするのです。

これを口腔領域の問題としてみたとき、よくわかる例が前方頭位姿勢(forward head posture)です。

体軸から前方へズレた頭部の重さを支えるために、常に肩部や頸部の筋肉が過度の緊張を強いられることになります。このことにより、首や肩の凝りが発生し、噛み合わせなどにも影響が出ます。

また、噛みしめは関節を固定し、姿勢維持に貢献するものとして考えられています。実際、人の運動を観察してみますと、耐える動作や身体を固めて護る動作をする場合に噛みしめが見られます。

 

※参考書籍
 「筋の生理から運動指導・手技療法まで 歯科臨床が変わる筋機能学こと始め」
 竹内 正敏  砂書房

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