Question

舌回し体操でどんな効果が得られるのですか?

Answer

舌は食べる、話す、呼吸する、笑う、体のバランスを取るなど、毎日を楽しく過ごすのに大きく関わっていて、まさに健康の要です。けれど、あまり鍛えたり、しっかりと使ったりする機会がなくなっていると、その機能を十分に発揮できていません。そこで、おすすめしたいのが舌回し体操です。舌を回すと次のような効果が得られます。

1. 咀嚼力の向上

口の中、頬、唇、のど、首、あご、頭についている筋肉70種類のリハビリを、舌を回すことで同時に行えます。これにより咀嚼(噛む)能力が向上します。

2. 二重あごの改善

加齢や普段の暮らしのクセによる筋肉の衰えで垂れた舌骨(舌のつけ根あたりにある骨)が引き上げられ、それにともなって二重あごが改善します。そのため首まわりのリンパ液の流れがよくなり、顔のむくみも改善します。

3. 顔のシワやシミの予防に期待

顔のリンパ液の流れもよくなり、顔のシワやシミの予防効果が期待できます。

4. ほうれい線が目立たなくなる

たるんでいた顔の筋肉が引き締まり、ほうれい線が目立たなくなります。

5. きれいな笑顔になる

表情筋をバランスよく使えるようになり、口角が上がったきれいな笑顔になります。

6. だ液の分泌促進

唾液腺が刺激され、唾液の分泌が促進。これによって加齢による口の中の乾燥を予防し、若返りホルモンによるアンチエイジング効果も期待できます。

7. いびきや無呼吸症候群の改善

いびきや睡眠時無呼吸症候群(睡眠中に呼吸停止や低呼吸になる病気)は、睡眠中に舌根が後方へ落ち、咽頭の後ろの壁と接触。気道が狭まることが一つの大きな誘因となって起こります。舌回し体操を行うと、舌を前上方へ引き上げる舌骨上筋群や外舌筋を鍛えることができ、いびきや睡眠時無呼吸症候群の症状を軽減できます。

8. 円滑に話せるように

噛み合わせが悪いなどの理由でこれらの筋肉が凝って、バランスが悪くなっていると、舌をたくみにコントロールできなくなってしまいます。
舌回し体操を行うと筋肉の凝りをほぐし、バランスを整えるとともに、筋肉を鍛えることもできます。それによって舌がもつれることなく、円滑に話せるようになります。
比較的大きな声で歯切れよくみんなの前で話すときは、息を勢いよくたくさん出しながら声を出します。そのため、内舌筋と外舌筋を強く緊張させて舌の形と位置を保つ必要があります。

9. 誤嚥しにくくなりむせにくくなる

あまりよく噛まずにいると、この胸骨甲状筋と甲状舌骨筋が弱ってしまい、甲状軟骨をタイミングよく上下へ移動させることができず、食事中に時々誤嚥を起こします。これも舌回し体操が改善してくれます。
ものを飲み込むときは、喉頭蓋が喉頭口を封鎖し、気管へ食品が入ることを防いでいます。そのためには舌骨の下についている胸骨甲状筋と、甲状舌骨筋の二つが甲状軟骨をタイミングよく、上下へ移動させる必要があります。

10. よく眠れる

舌回しは自律神経のバランスを整える上で、大変有効です。就寝前に行うとリラックスするときに働く副交感神経が優位になり、よく眠れるようになります。

11. 噛み合わせのズレを予防

毎日行えば噛む筋肉の歪みを改善し、噛み合わせのズレを予防する効果があります。

12. 顔の歪みを予防

顔の筋肉をバランスよく使えるようになるため、顔の歪みを予防する効果があります。

13. 首や肩の凝りを予防

姿勢がよくなり、首や肩の凝りを予防し、ひいては頸椎の歪みや病気を予防する効果があります。

14. 頭痛を予防

後頭部の筋肉や筋膜の緊張で起こる緊張型頭痛、椎骨動脈の圧迫、後頭神経の圧迫などに由来する頭痛を改善します。

15. 脳の活性化

舌を大きく動かすことで脳が活性化。認知症や記憶力低下の予防が期待されます。

舌を回すことを習慣にしていくことで、さまざまな効果が得られます。
さっそく今日から舌回しをはじめましょう!

内舌筋

舌の内部にある筋肉。収縮、弛緩して舌の形を変えます。

外舌筋

舌を舌骨や頭、上あご、下あごとつないで舌の位置を変えます。

参考書籍「舌を回して若返る」のコラムにアクセスする方が多いようですが、データはすべて科学的な裏づけがあり、国際学会でも発表された内容です。(著者である小出先生に直接話を伺いました)

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 ※参考書籍
 「舌を回して若返る」 小出 馨 日本文芸社

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