Question

保険治療で入れた金属はどんなもの?

Answer

保険の範囲で治療が行われた場合は、一般的に金銀パラジウム合金である可能性が非常に高く、製品に含まれている元素一覧表を見れば成分は確認できます(下記「表:推定される金属」参照)。

表:推定される金属

インレー 金合金、銀合金、金銀パラジウム合金
クラウン

金合金、銀合金、金銀パラジウム合金

陶材焼付用合金、ニッケルクロム合金、コバルトクロム合金
義歯 コバルトクロム合金、ニッケルクロム合金、金銀パラジウム合金
コア 金銀パラジウム合金、金合金、銀合金

 

 

銀(Ag)、金(Au)、銅(Cu)、インジウム(In)、イリジウム(Ir)、パラジウム(Pd)はほとんどの製品が含有しています。そのため上記の元素に金属アレルギーの陽性反応があれば、保険内で行われた補綴装置が除去の対象となります。

ニッケル-コバルト(Ni-Co)合金に関しては、主に義歯などに使われます。ニッケル-コバルトに関しては硬さなども似ており、判断が難しく、この場合は成分分析が必要となることもあります。

理想的に言えば、陽性反応の出ているアレルゲンのすべての除去が望まれます。

特に患者の皮膚症状が出始めた時期と被る時期の補綴装置、二次う蝕、上下の対咬関係で異種金属が入っている部位(電位差の関係でガルバニー電流が発生しイオン化する)を除去の優先箇所とします。

※参考書籍
 「その皮膚疾患 歯科治療で治るかも」
 監著 押村 進/高橋 愼一 クインテッセンス出版株式会社

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