Question

歯ぎしりのクセがあるので、インプラントはやめたほうがいいですか?

Answer

かつては、「歯ぎしりをする人にはインプラントをしない」という歯科医師もいました。強く噛みしめると奥歯には60キロ程度の力がかかるといわれていますが、寝ているときの歯ぎしりは、その3倍の力がかかるとされています。当然インプラントや、インプラントとかみ合う相手の歯に大きな負担がかかります。とくにインプラントは天然の歯と違ってクッションの役割を担う歯根膜がないため、噛んだときの力がストレートに伝わってしまいます。

そこで現在は、歯ぎしりのクセがある人への対策として、歯科医院でマウスピースを作製します。寝るときにマウスピースを装着することでインプラントや周囲の歯を守ることができるのです。歯ぎしりをする人は、歯科医院で必ず相談するようにしましょう。

 

※参考書籍
 『やっぱり大切!「かめる幸せ」をとり戻す』
 日本口腔インプラント学会  朝日新聞出版

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