Question

喫煙はむし歯には関係ないのですか?

Answer

むし歯菌も歯周病菌と同様に、タバコの有害物質によって鍛えられパワーアップすることがわかってきました。

 

タバコにより次のような影響があります。

1.パワーアップしたむし歯菌が歯を溶かす酸をジャンジャン作る。

2.むし歯菌の棲むプラークの外膜が丈夫になり、むし歯菌の作る酸をタップリ溜め込んで濃度を上げてしまう。

3.ヤニのベタベタにプラークが引っ付き、歯ブラシで取り除きにくい。

4.むし歯が大きくなりやすく、根っこの治療をするリスクが増える。

5.根っこの治療をして歯の中をきれいに掃除しても、修復機能が弱っているために治療後の回復に時間がかかり、痛みや違和感が続きやすい。

6.根っこの治療の後、免疫細胞がすみやかに働かないため再発のリスクが増える。

 

むし歯菌がタバコの煙で強くなると、歯周病で歯ぐきが下がり歯の根元の象牙質がむき出しになってしまったところはもちろん、噛み合わせ面の硬いエナメル質にもむし歯ができやすくなります。

 

※参考書籍
 「nico 2016.1 クインテッセンス出版株式会社」

お探しの情報は何ですか?

関連記事

このページを見た人は以下のページも見ています