Question

ジェネリック医薬品のメリットとデメリットを教えて下さい。

Answer

ジェネリック医薬品とは、特許が切れた医薬品(先発医薬品)の有効成分を用いて、他の製薬企業が開発したものです。ジェネリック医薬品の有効性については、製薬企業でさまざまな試験が行われており、それによって先発医薬品と効き目が同等であると認められたものだけが、厚生労働省によって承認されています。

ジェネリック医薬品は先発医薬品と比べて開発費が少ないため、安いというメリットがあります。

その一方で、デメリットもあります。
ジェネリック医薬品の中身を見ると、有効成分は確かに同じですが、それ以外の成分は同じではない場合があります。薬の中身は有効成分だけでなく、薬剤を安定させたり、薬剤の匂いを改善したりするために、多くの添加物が加えられています。これらの添加物にも特許がかけられているため、これらの特許が切れていなければ、同じ添加物を加えることはできないのです。

その結果、薬が吸収される量や、効き始めの時間が変わってくることもあります。実際にジェネリック医薬品に変更したことでアレルギー反応や効き目が悪くなったという例も報告されています。

 

もちろん、ジェネリック医薬品にも、先発医薬品と変わらないような優れた薬もあります。ただし、とくに抗がん剤や抗不整脈薬など作用の強い薬については、もしジェネリック医薬品に変更ができるとしても、医師や薬剤師とよく相談した上で変更するかどうかを決めるようにしましょう。

 

※参考書籍
 「Newton 2015年8月号」 株式会社 ニュートン プレス

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