治療内容・方法について

Q211 ノンメタルクラスプデンチャーのメインテナンスってどんなことをするのですか?
A211

パーシャルデンチャーを装着すると、残存歯や顎堤、咬合関係を保全することに十分配慮しなければなりません。メインテナンスでは、義歯の動きを必ず確認し、早めのリラインを心がけていきます。当初1~2ヶ月は短期的なメインテナンスを行い、研磨面に傷はないかゆるみはないか義歯の清掃に問題ないか歯頸部歯肉の発赤・炎症はないかなどをチェックします。安定していれば、3ヶ月から半年程度のメインテナンスに移行します。

なお、レジンクラスプを新たに製作して義歯に組み込む場合、メタルクラスプよりも複雑になってきますので、コストを考えると再製作したほうがよいときもあります。(技工作業も難しくなります)

義歯の材料もアクリル系レジンと比べると変色しやすく、傷もつきやすい特徴がありますが、日々の患者さん自身の手入れも大切です。柔らかめのブラシでのデンチャープラークの除去と、義歯洗浄剤の継続使用を徹底しましょう。レジンクラスプは曲げなおすことができないため、継続使用で徐々に維持力が低下してしまいます。

※参考書籍
 「ノンメタルクラスプデンチャー 長く使える設計の原則からメインテナンスまで」
 谷田部 優 著  クインテッセンス出版株式会社

Q212 セレックとハイブリッドの違いを教えて下さい。
A212

使用する材質が違うため、以下のような相違点があります。

●セレック

オールセラミック(全てがセラミック陶材)を使用するため、透過性が大変優れていて、着色・磨耗はほとんどありません。

●ハイブリッド

セラミック陶材とレジン(硬質のプラスチック)を混ぜ合わせた材質を使います。オールセラミックと保険適応のレジンの中間の性質持っており、保険のレジンに比べ着色も磨耗もありませんが、オールセラミックには劣ります。

Q213 ノンメタルクラスプデンチャーは有効ですか?
A213

金属構造を併用したノンメタルクラスプデンチャーはおすすめできますが、柔軟なノンメタルクラスプデンチャーについてはあまりおすすめできません。

Q214 CTでなにが見えるの?
A214

コンビームCTは、患者さんのあごを3次元的に解析できる歯科の新しい検査用装置です。歯や歯槽骨の状態だけでなく、骨格、骨質、神経や血管の位置を立体的に把握できるため、インプラントや再生療法をはじめとする専門的な治療で使われ始めています

※参考書籍 「nico 2011.8 クインテッセンス出版株式会社」

Q215 骨が足りないとき、どうする?
A215

インプラントを入れたいのに歯槽骨が足りない」というかたはめずらしくありません。なかでも多いのが、歯周病や歯根の病巣が原因で歯を失ったというケースで、歯槽骨が大きく減っているとインプラント治療が困難に。また上あごの奥歯など、もともと歯槽骨が少ない場所もあります。
歯槽骨が少ない患者さんのインプラント治療を可能にする手術が「骨造成術」です。患者さんご自身の骨や人工骨を用いて歯槽骨を増やします。
ただ、骨ができるまでには時間がかかるため、インプラントの人工歯が入るまでには、1年から数年かかることもあります。
また、骨のでき方にもかなり個人差があるのも特徴です。

※参考書籍 「nico 2011.7 クインテッセンス出版株式会社」

Q216 矯正治療が終わったはずなのに、保定期間ということでワイヤーを外してもらえません。どうしてですか?いつまでこのままなのですか?
A216

矯正治療の後戻りは、歯の移動方向へ圧縮された歯肉組織の弾性増加によるとされてきました。歯槽骨上の線維リモデリングは4~6カ月後でさえ起こり続けます。矯正治療後、歯周線維のリモデリングのために、適切な保定期間は12カ月以上設けるべきであるとされています。

 

※参考書籍
 「オルソインプラントセラピー」
 丹野 努、クインテッセンス出版株式会社

Q217 入れ歯が出来上がるまでに、何回来院しないといけませんか?
A217

入れ歯が出来上がるまでに最低4回のチェックをしなければなりません。

1回目・・・患者様に合った専用トレーを作る為の型をとります
2回目・・・専用トレーを使ってお口の中の型を取ります
3回目・・・噛み合わせの高さや顔ぼうをチェックします
4回目・・・人口歯を並べて「見た目」「噛み合わせ」「バネの適合」などをチェックします
5回目・・・出来上がりです

これらのチェック項目の段階で、噛み合わせやバネが合わないことがありましたら、再度作り直させて頂くことがありますので、5~6回の来院になることもあります。
ご了承下さい。

河口

Q218 歯周病で歯がグラグラ。ついに抜歯に・・・。インプラント治療を受けたいのですが、骨が痩せていると無理だってホントですか?
A218

インプラントを歯槽骨に埋め込んで骨結合を得るためには十分な骨量が必要です。
現在は歯槽骨を増やす治療もありますのでまずは検査を受け、インプラント治療が可能かどうか歯科医師とじっくりご相談ください。

※参考書籍 「nico 2011.7 クインテッセンス出版株式会社」

Q219 現在70歳ですが、歯並びが気になっています。この年齢でも矯正治療はできますか?
A219

高齢者に矯正治療を行う場合には、その代謝の遅さによる矯正治療期間の延長、歯の移動の停止、肉体的なキャパシティの低下、平均余命から考えての治療期間に対する配慮により、若者に矯正治療を行うよりも、細心の注意を払う必要があります。

 

※参考書籍
 「オルソインプラントセラピー」
 丹野 努、クインテッセンス出版株式会社

Q220 治療した後にセレックを入れたいのですが、どれ位もちますか?
A220 セラミックは天然の歯と同等か、ブロックによってはそれ以上の強度を誇ります。また、変質・変色をしない特性をもっているので、一度入れたものはお口の中で安定した状態を長く維持します。10年以上の残存率は90%を上回る、というデータも出ています。
ただ、その周りの歯周組織は生活習慣や体調などで変化する事がありますので、歯科医院での歯石除去など、定期的なメンテナンスが必要不可欠といえます。
当院では4カ月を目安にのご案内をしています。
完全予約制となっておりますので、詳しくはスタッフまでお気軽におたずね下さい!!

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