一般歯科知識

Q41 悪い姿勢で食べるのはなぜいけないの?
A41

ほっぺや舌の筋肉がよく動くようにするには、「正しい姿勢」で食事をすることが大切です。猫背で食事をすると、下あごが前にずれて前噛みになってしまいます。奥歯に食べ物を乗せ、ほっぺと舌の筋肉を使ってしっかり噛むことができなくなってしまうのです。

次に重要なのは「正しく噛む」ということです。いちばんいけないのは、口を開けてクチャクチャ噛むことです。これも前髪になりがちで、奥歯をよく使っていないと奥の歯列が狭くなり、姿勢までくずれてきます。

「正しく飲む」ことも重要です 。あごを少し引いて、くちびるをしっかり閉じ「ゴックン」とゆっくり飲みます。こうすると、くちびる、ほっぺ、そして舌、のどの筋肉が連動し協力し合って働いてくれます。

正しい姿勢で、くちびるを閉じ奥歯でモグモグとよく噛み、少しあごを引いて「ゴックン」と飲む。小学校に入るころまでに身についているといいなあ、と思います。「自分はどうかな?」と確かめてみてください。

 

※参考書籍
 「歯のしくみ 口のしくみ」
 阿部伸一 クインテッセンス出版株式会社

Q42 歯内・歯周疾患が全身に及ぼすリスクについて教えて下さい。
A42

歯内疾患は、歯周疾患と比較して、その病巣の多くが閉鎖性であり、骨髄内に存在することから考えると、菌血症になる可能性は重度の歯周疾患に匹敵すると考えられます。両者では、病巣の大きさ、活動性および感染細菌種が違うため、全身に及ぼす影響が異なることも考えられますが、歯内疾患であっても宿主の抵抗性が低下している状態では、敗血症を引き起こす可能性も考えられています。

※参考書籍
 「エンド難症例 メカニズムと臨床対応」
 恵比須 繫之 編  医歯薬出版株式会社

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