Question

根尖透過像がない場合、既根管治療歯であっても補綴処置を行う際に再根管治療を行わなくてよいですか?

Answer

補綴物を交換する際に、X線像で根尖部に透過像がなく、症状もない場合に再治療を行うか、非常に迷う先生方も多いと思いますが、結論からいうと、予防的な根管治療は行ったほうがよいといえます。なお、補綴処置を行う予定でなければ、経過観察でも問題はありません。

補綴物の交換時に予防的に根管治療を行うことは、将来的な根尖性歯周炎の予防につながるとともに、根尖性歯周炎が発症した際に治療のために再度新しい補綴物を作製しなくてはならないといった患者さんの負担を回避することにもなります。したがって、補綴物を交換する際に、X線像で病変や根尖性歯周炎の症状がない場合であっても、予防的に根管治療を行ったほうがよいといえるでしょう。

 

※参考書籍
 「再根管治療を見直す エンド専門医が伝える考え方・テクニック」(歯界展望 別冊)
 著 石井 宏 ほか  医歯薬出版株式会社

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