Question

前歯部に神経がない歯が2本あります。片方は変色があり、もう片方は変色がありません。どうしてこんなことになるのでしょうか?

Answer

神経のない歯(失活歯)は変色するものと誤解されていることがあります。これは大きな間違いで、変色している歯の多くは、神経が死んだ後に歯の根っこの治療が行われていない失活歯、または不十分な歯の根っこの治療である歯です。つまり、腐った神経が残っている可能性が高い失活歯です。

このような歯を白くできないか?という要望がありますが、ウォーキングブリーチという方法があります。

残った腐った神経を取り除いたうえで、根っこの処置に使った充填材を歯頚部付近まで取り除きます。その後、ブリーチング剤を入れます。ブリーチング剤を入れてからおおよそ1週間程度でかなり白くなります。最後にブリーチング剤を洗い流して、コンポジットレジン修復を行います。

 

※参考書籍
 「MUST OF DIFFICULT CASE」
 北村和夫 編著 株式会社 デンタルダイヤモンド社

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