Question
歯の変色はなぜ起こるのですか?
Answer
歯の「変色」とは、着色物質が歯の表面につく「着色」とは違い、歯の内部が濃い色に変わることです。神経(歯髄)が死んだり、治療のために神経を取ると、象牙質の変色が起こりやすくなります。これは、歯の血液循環がなくなるためで、とくに象牙質にたっぷりと含まれているコラーゲンは、時間が経つにつれて変色し、色が濃くなっていきます。この濃い色が半透明のエナメル質を通して見えるのが歯の「変色」です。
このほか、抗菌薬(抗生物質)の副作用や、治療に使った金属の影響で起きるものもあります。
※参考書籍 「nico 2011.1 クインテッセンス出版株式会社」