ドクター 睡眠時無呼吸症候群(SAS)
2024.12.18
こんにちは。院長の加藤彰です。
今回は睡眠時無呼吸症候群(SAS)について
お話ししましょう。
まず、睡眠時無呼吸(SA)とは、
10秒以上の無呼吸、低呼吸のことを言い、
それが、睡眠1時間あたり5回以上に及び、
症状(日中の眠気、疲労感、睡眠中の窒息感、
頻回な中途覚醒、起床時爽快感欠如、
集中力低下など)を伴うものを
睡眠時無呼吸症候群(SAS)といいます。
このほとんどが舌の重力による沈下により
気道か確保できない、
閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)が
原因と言われています。
症状としては、夜間の
・いびき
・疲労の回復しない睡眠
・不眠
・頻回の中途覚醒
・流涎
・頻尿
・寝汗
・性機能低下(ED)
昼間では、
・日中の眠気(EDS)あるいは疲労感や倦怠感
・記憶障害、認知障害
・起床時の頭痛、頭重感
・起床時の口腔乾燥感
・精神症状、性格悪化(うつ、気力減退など)
また、これらの影響で、
・学習、労働能力の低下
・交通事故、産業事故
・QOL(生活の質)を低下させる
・心血管系障害、脳血管系障害などのリスクを高める
・寿命を短くする
などの状況がみられるようになります。
SASになりやすい人とは
・肥満
・首が短い
・下顎が小さい
・舌肥大、扁桃腺肥大
・加齢 など
そこで、そうかもしれないと思ったら、
どうしたらいいのか。
まずは、呼吸器内科などで
検査を行うことが必要になります。
その結果により処置方法が変わってきます。
簡単に言うと、
軽度のものであればマウスピース型のもの。
重度のものであればCPAP治療ということになります。
これらについては、ネット検索で
ある程度のことは分かると思います。
我が国のOSA有病者数は
約2,200万人(32.7%)と言われています。
重症になるまでなかなか自覚できないからこそ、
大きな問題が起こる前に
ぜひ検査をしてみて下さい。
加藤歯科医院
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