ドクター 睡眠の大切さを学ぶために
2025.11.19
こんにちは。院長の加藤彰です。
朝晩はめっきり寒くなって参りました。
日増しに秋の終わりと
本格的な冬の到来を感じています。
来月にはクリスマスや年末年始といった
楽しいイベントがたくさんあるので、
気温の変化で体調を崩してしまわぬよう
皆さまも十分お気を付けください。
健康を保つために大切なのは、
バランスの良い食事と、
睡眠も欠かせません。
充電式の電化製品を充電する際に
充電途中でコンセントに
「挿しては抜く」の行為を繰り返すと
電池が劣化しやすいのと同じように、
睡眠が正しく行われないと人の体の劣化も早まります。
ある研究では、平日の睡眠時間が6時間以下と報告した人は
通常7時間の睡眠を取る人たちよりも
約30年後に認知症と診断される割合が
30%程度高いことが判明しています。
ここで睡眠とは何なのか見直してみると、
活動中の脳の思考は目の前の出来事をこなす臨時の対応であり、
眠りに入るとまずノンレム睡眠で脳を約60分休ませた後、
約30分間のレム睡眠の中で体を休ませ脳を起こし、
昼間記録した画像、音、匂い、感触などを早回しで見直し、
さらにこれらの記録を編集します。
この時間帯はとても重要で
不足すると認知機能に影響を与えます。
この合計約90分の睡眠サイクルを何度か繰り返し
朝を迎えるのが睡眠の定説となっています。
こうした睡眠の大切さを再認識し、
より理解を深めるために、10月5日
「あなたの睡眠も大丈夫? 睡眠専門医による睡眠と歯科の話」と題した、
愛知めいほう睡眠めまいクリニック院長
中山明峰先生のセミナーに参加してきました。
イルカやクジラから渡り鳥にいたるまで、
いつ睡眠をとっているのか?という話から
・睡眠薬の現在、過去、未来
・睡眠無呼吸症候群から循環器障害、脳梗塞へと
重症化していく流れなど
歯科の観点のみでは知りえない、
大変貴重なお話を聞くことができました。
また歯科と睡眠とのかかわりというと、
睡眠時無呼吸症が広く知られていますが
従来の呼吸器疾患としての見方でなく
睡眠に関する疾患であると認識を改めたうえでの
アプローチについても学びを深めることができました。
そして、今後もより学びを深めて
みなさんにも情報発信できるよう、
中山明峰先生がされている勉強会
「一般社団法人 寝る子は育つ協会」に入会することにしました。
歯科医院として、生きることの基本となる
「食べること」と「眠ること」の両方の質を高めるお手伝いを、
責任を持って取り組めるよう活用していきたいと思います。
今後の情報発信を楽しみに
お待ちいただければと思います!
加藤歯科医院
〒750-0016
下関市細江町1-3-2
TEL: 083-231-1182
URL:http://www.kato.or.jp/
Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/jbVtKDqWhC2QP5yeA








