ドクター インフォームドコンセントと、お一人おひとりの患者様へ向ける想い
2026.07.27
こんにちは。院長の加藤彰です。
本格的な夏を迎え、毎日厳しい暑さが続いていますね。
皆さま、夏バテなどされていませんでしょうか。
暑さで体力や免疫力が低下すると、歯ぐきの腫れや歯周病など、お口のトラブルも起こりやすくなります。
水分補給や十分な睡眠、バランスのよい食事を心がけ、どうぞ体調にお気をつけてお過ごしください。
さて、今日は当院がとても大切にしている「インフォームドコンセント」についてお話ししたいと思います。
「インフォームドコンセント」は、直訳すると「説明と同意」。
治療内容だけでなく、考えられる治療方法、それぞれのメリット・デメリット、費用や治療期間などを十分にご説明し、患者様ご自身が納得したうえで治療を選択していただく――つまり患者様ご自身の「自己決定権」と「知る権利」を尊重するためのプロセスです。
一見当たり前のように思われるかもしれませんが、実はとても難しいことでもあります。
私自身、「できるだけ分かりやすく説明したつもり」でも、本当に患者様へ伝わっているとは限りません。
専門用語を使わないよう気をつけても、人によって知りたいことや不安に感じることは違います。
当院では、この説明をスタッフ同士で「プレゼン」と表現することがあります。
プレゼンテーションの語源は「プレゼント」だそうです。
つまり、相手が本当に必要としているものを贈ること。
自分が伝えたいことを一方的に話すだけでは、本当の意味でのプレゼントにはなりません。
患者様はどんなことを心配されているのか。
何を知りたいと思っているのか。
限られた時間の中で、どんな順番でお話しすれば安心していただけるのか。
その方の立場に立ち、相手に寄り添ってお話しすることが、本当の意味での「分かりやすい説明」なのだと思っています。
私は日々、自分自身に「患者様の今と未来の健康と幸福のために、何が最良なのだろうか」と問いかけながら診療をしています。
たった一本の歯を残すためにも、論文を読み、勉強会へ参加し、多くの先生方の考え方に触れながら学び続けています。
歯は、一度失うと元には戻りません。
だからこそ、治療を始める前には、「なぜこの治療が必要なのか」「他に選択肢はないのか」を患者様と一緒に考え、納得していただいたうえで進めることを何より大切にしています。
歯科治療は、歯を治すことだけが目的ではありません。
食事を楽しめること、人前で笑えること、いつまでも自分の歯で生活できること。
その先にある「幸せな人生」を支えることが、私たち歯科医療に携わる者の役割だと考えています。
これからも、治療技術を磨くことはもちろん、患者様一人ひとりのお気持ちに寄り添い、「分かりやすく伝えること」も大切な治療の一つとして、日々努めてまいります。
※参考文献
『幸せを感じる人間力の高め方』(三枝理枝子 著/モラロジー道徳教育財団)
加藤歯科医院
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