フロス

Q1 フロスはどのように動かせばいいのでしょうか?
A1

歯と歯のあいだへの挿入の仕方、その後の動かし方などをご紹介します。

(ホルダー型フロスを例にしていますが、糸巻き型も糸の当て方は同じです。)

1.入れる

スライドさせて差し込む

フロスの動かし方 その1

フロスの糸を、のこぎりを引くように斜めにスライドさせながら挿入します。スライドさせると、摩擦が減って入りやすくなります。

コンタクトポイントの清掃は、単純にフロスを通せばOK。きつくて通しにくいときは、ワックス付きのフロスがおすすめです。

フロスの動かし方 その2

挿入するときにグッと押し込むように入れると、勢い余って歯間乳頭に食い込みます。スライドさせながら入れましょう。

2.沿わせる

歯の根元まわりに沿わす

フロスの動かし方 その3

フロスの糸を歯の根元まわりに沿わせます。歯肉の溝に、やさしく少しだけ入れ込むようにします。

3.みがく

歯の根元から先端方向へ動かす

フロスの動かし方 その4

歯の表面に沿って、歯の根元から先端方向に(コンタクトポイントのすぐ下まで)、かき出すようにフロスを動かします。

フロスの動かし方 その5

反対側の歯の根元まわりもみがきます。歯の根元から先端方向に、かき出すようにフロスを動かします。

 

※参考書籍 「nico 2020.4 クインテッセンス出版株式会社」

Q2 歯間ブラシはどのように動かせばいいのでしょうか?
A2

歯間ブラシは誤った角度で挿入すると歯間乳頭を傷つけやすいので、挿入の仕方とその後の角度の調整が重要です。

1.入れる

歯間ブラシの動かし方 その1

挿入するときのポイントは「角度」です。

歯間乳頭のほお側の盛り上がり部分の角度にあわせて、斜めに挿入します。上の歯なら斜め下方向に、下の歯なら斜め上方向に。そっとやさしく入れましょう。

歯間ブラシの動かし方 その2

上の歯なら斜め下、下の歯なら斜め上に傾けずに挿入すると、ブラシが歯間乳頭にぶつかってしまいがち。これが続くと、歯間乳頭が削れてしまいます(出血しますし、痛みます)。

2.傾ける

歯間ブラシの動かし方 その3

歯間乳頭の舌側の盛り上がり部分の上を通過するように、垂直方向に角度を変えます。正しく傾けられて入れば、歯間乳頭を傷つけることなく歯間ブラシを挿入できます。

3.沿わせる&みがく

歯間ブラシの動かし方 その4

歯間ブラシを水平方向に傾け、歯の根元まわりに沿わせます。コンタクトポイントのすぐ下から根元まわりをみがきます。ワイヤーではなくブラシの毛先を当てるようにします。

力を入れてゴシゴシすると、歯を傷つけますし、ワイヤーが反発して反り返って根元まわりに当たらなくなります。やさしく動かしましょう。

歯間ブラシは顔に手を置いて動かすと、動きがブレにくくなります。

歯間ブラシの動かし方 その5

隣の歯の根元まわりに沿わせるために、逆方向に傾けます。この後、同じように歯の根元まわりをみがきます。

歯間ブラシの動かし方 その6

歯の根元まわりに沿っていないのはNG。プラークが取れないだけでなく、歯間乳頭を押さえつけて傷つけてしまいます。

 

※参考書籍 「nico 2020.4 クインテッセンス出版株式会社」

Q3 デンタルフロスや歯間ブラシを使うと歯と歯のあいだの歯ぐきが強くなるって聞いたんですけどそうなんですか?プラークが落ちるだけじゃないんですね。
A3

歯と歯の間の歯肉(歯ぐき)は適度に刺激を与えると組織が角化して強くなります。

細菌への抵抗性も増すので、歯周病の予防にもつながります。

とはいえ、歯肉に無理にフロスや歯間ブラシを当て過ぎると、傷ついてしまいます。歯科医院で正しい使い方を教えてもらってください。

 

※参考書籍 「nico 2020.11 クインテッセンス出版株式会社」

Q4 ブリッジの周りは歯みがきがむずかしくて困ります。なにかいいグッズはないですか?
A4

使いやすいケア用品がありますので、ご紹介しましょう。

むし歯になりやすい支台歯の根元のケアに! ワンタフトブラシ
ワンタフトブラシ
むし歯になりやすい支台歯の根元に溜まったプラークを除去します。歯ブラシでは掃除しにくい狭いミゾにも簡単に届きます。かぶせ物の根元を、歯ブラシよりもソフトに掃除することができ、ブリッジや歯ぐきを傷めにくいおすすめグッズです。
汚れが溜まりやすいポンティックの隙間に! スーパーフロス
スーパーフロス
ブリッジは連結しているためふつうのフロスではうまく通りません。でも、はしが固くなったスーパーフロスなら簡単に通ります。ポンティックの下に通して、毛糸のようにフワフワとした部分で拭くように動かすと食べかすやプラークをしっかりと除去できます。ブリッジを傷めにくいおすすめグッズです。
ワイヤーでこすらないよう注意! 歯間ブラシ
歯間ブラシ
汚れの溜まりやすいポンティックの隙間を掃除しましょう。ただし、ブリッジや周りの歯を歯間ブラシのワイヤーで傷めやすいので注意が必要です。ガリガリと傷つけるとかえって汚れが溜まりやすくなってしまいます。
ふつうのフロスもこれで使える! フロス 裁縫のときに使う糸通しのような使い方をします。フロス通しを使えば、ふつうのフロスでもポンティックの隙間に簡単に通すことができます。ブリッジの面に沿うようにフロスを動かしましょう。

ブリッジは連結しているためふつうのフロスではうまく通りません。でも、はしが固くなったスーパーフロスなら簡単に通ります。ポンティックの下に通して、毛糸のようにフワフワとした部分で拭くように動かすと食べかすやプラークをしっかりと除去できます。ブリッジを傷めにくいおすすめグッズです。

むし歯になりやすい支台歯の根元のケアに!
ワンタフトブラシ
ワンタフトブラシ
むし歯になりやすい支台歯の根元に溜まったプラークを除去します。歯ブラシでは掃除しにくい狭いミゾにも簡単に届きます。かぶせ物の根元を、歯ブラシよりもソフトに掃除することができ、ブリッジや歯ぐきを傷めにくいおすすめグッズです。
汚れが溜まりやすいポンティックの隙間に!
スーパーフロス
スーパーフロス
ワイヤーでこすらないよう注意!
歯間ブラシ
歯間ブラシ
汚れの溜まりやすいポンティックの隙間を掃除しましょう。ただし、ブリッジや周りの歯を歯間ブラシのワイヤーで傷めやすいので注意が必要です。ガリガリと傷つけるとかえって汚れが溜まりやすくなってしまいます。
ふつうのフロスもこれで使える!
フロス
裁縫のときに使う糸通しのような使い方をします。フロス通しを使えば、ふつうのフロスでもポンティックの隙間に簡単に通すことができます。ブリッジの面に沿うようにフロスを動かしましょう。

※参考書籍 「nico 2009.9 クインテッセンス出版株式会社」

Q5 歯間ブラシとか、タフトブラシとか狭いところのお掃除グッズが他にもありますがフロスってどんな点がいいのですか?
A5

いちばんお掃除のしにくいコンタクト・ポイント(隣接点)をシッカリと擦り歯の曲面にピタリと沿って、面状にお掃除できるのはフロスだけなんです。

フロス
フロス

フロス通し
フロス通し
(ブリッジのポンティック下の
清掃を行うもの)

歯間ブラシ
歯間ブラシ

ワンタフトブラシ
ワンタフトブラシ

※参考書籍 「nico 2012.5 クインテッセンス出版株式会社」

Q6 デンタルフロスを使う必要があるの?
A6

歯ブラシは歯の面が磨けますが、歯と歯の間は磨けません。
その為、フロスを使って歯間を清掃していただきたいのです。

糸ようじでいいのでは?という声もありますが、器具が大きいため奥まで入らず奥歯のケアができません。フロスでも奥歯のケアは難しいですが、当医院スタッフが指導しますので、お気軽に声をかけてくださいね。

Q7 フロスを使っているのに、歯と歯の間が虫歯になりました。どうしてですか?
A7

それは、正しいフロスの使い方をまだマスター出来ていないのかも知れません。
前歯は上手く通せても、奥歯は難しいと思われている方が多数いらっしゃいます。
当医院スタッフが丁寧に指導しますので、遠慮なくお尋ねください。
上手くフロスを使いこなしましょう!!

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