Question

スポーツ時の顎関節症の予防について教えて下さい。

Answer

スポーツにおける噛みしめは無意識に行われています。そのため、回避することは難しく、顎関節・咀嚼筋を保護するためのマウスガード装着噛みしめ後のケアが重要になってきます。

マウスガードの装着は外傷を著しく減少することができるため、スポーツにおいて過度に噛みしめる選手は歯、顎関節、咀嚼筋の保護を目的に、非義務化競技でもマウスガードを装着することが必要となってきます。

マウスガードを装着しても顎関節・咀嚼筋に負荷はかかるため、スポーツにおける噛みしめ後のケアとしては、徒手的開口訓練があります。

市販品のマウスガードは咬合や下顎位を考慮しておらず、顎関節症を発症することがありますので、歯科医院で専用のマウスガードを作ってもらうほうがよいでしょう。

※参考書籍
 一般社団法人日本顎関節学会編:新編顎関節症. 135-137, 永松書店, 京都, 2013.

 「要説 スポーツ歯科医学」
 編集 石上惠一 上野俊明 川良美佐雄 前田芳信 安井利一
 医学情報社

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