Question

むし歯の予防法を教えてください。

Answer

たとえば、これからは食後(とくに酸っぱいものを食べた後)の歯みがきはすぐにせず、30分くらいしてからするとよいですよ、とお話しすると、みなさんたいへん驚かれます。
これまで、3度の食事の後、3分以内に、3分間の歯みがきを実践してきたかたが多いからです。

伝統的な日本食、たとえば、ご飯に味噌汁、干物に冷奴といった食事なら、従来どおり、食後すぐの歯みがきで問題はないでしょう。
でも、朝食ひとつにとっても、そのメニューは以前とはだいぶ変化しています。
酸っぱいドレッシングがたっぷりかかったサラダ、グレープフルーツやヨーグルト、飲み物には野菜ジュースかオレンジジュース。
健康のためとはいえ酸の強いものばかりでは、食べ終わった後、歯の表面に酸蝕が起き、軟らかくなってしまいます。
この状態ですぐに歯みがきをすると、歯が削れてしまうでしょう。
時代が変わり、生活が変われば、むし歯予防のために必要な知識や方法も、現状に即したものに更新していく必要があります。
食後すぐの歯磨きには気をつけましょう。

こうしたなか、むし歯予防に成果を上げているのがおなじみのフッ素です。
私たちの使っている歯みがき剤の多くに配合され、そのほかにもジェルやスプレー、集団でのフッ素洗口、歯科医院でのフッ素塗布など、いくつかの方法で実践されています。

もう一つご紹介したいのが、の結晶のもとであるカルシウムとリン酸を、MIペーストを使って歯にたっぷり供給するというあたらしい予防法です。
牛乳由来の水溶性のカルシウムとリン酸が、再石灰化の力を強化し促進します(残念ですが、牛乳アレルギーのかたは使用できません)。
フッ素の入った歯みがき剤を使い丁寧にブラッシングをしたあと、歯面にMI脱灰を防ぎ、脱灰して軟らかくなった歯を硬く戻し、さらには耐酸性もアップさせるこのペースト。
早期発見・早期再石灰化の奥の手として、フッ素利用とともにお試しください。
MIペースト
MIペーストは当院でも取り扱っています。

※参考書籍 「nico 2012.8 クインテッセンス出版株式会社」

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