Question

顎・顎関節のストレッチングはどのようにやったらよいのですか?

Answer

加藤歯科医院でオススメしているストレッチングをお教えします。

 1. 下の顎を前方に突き出す

ストレッチ1無理な開口運動をすると顎関節を痛めてしまうので、関節の動きをスムーズにさせるために下の顎を前方に突き出します。

 

 

 

 2. 口を広げる

ストレッチ2親指で上の前歯の裏側あたりを押さえ、反対の手の人差指・中指で下の顎の前歯の裏側あたりを押さえ、上下にゆっくりと開いて口を広げます。
痛くない程度で止めて、そのまま10秒保持します。

 

 

1、2を10回繰り返し、これを1セット。朝昼夜に1セットずつ実施しましょう。

顎のストレッチングでは呼吸も大切です。呼吸と筋力発揮には深い関係があり、筋肉は息を吐くことにより緩みます。顎のストレッチングをおこなう際には腹式呼吸でゆっくり息を吐きながら、顎全体を重力で下に落とすようなイメージ(蝶番運動をイメージするのはよくありません)でストレッチングをおこないます。

指を口腔内に入れるストレッチは場所を選ぶ必要があります。
ここでは、もうひとつ別の「顎運動可動化マッサージ」というものをご紹介します。

A、顎関節周辺のマッサージ(約60秒)

ストレッチ3

下の顎を自然な状態(安静位)にするか、1~2cm開けて顎関節が緩んだ状態にしたまま、マッサージを行ってください。

 

 

 

  B、顎関節の指圧とモビリゼーション

ストレッチ4次に、片方の母指を顎関節部に当て、軽い力でゆっくり押し込みながら顎関節を動かします。1ストローク10秒で実施して下さい。(押す2~3秒、動かす4~5秒、休み2~3秒)
左右交互に繰り返します。左右5~6回ずつ実施しましょう。
最初は拘縮してあまり動かなかった下の顎の関節部分も回を重ねるごとに大きく動くようになります。

A、Bを1セットとし、できればお口の開き具合を変えながら1度に2~3セット繰り返します。
できれば1日に4~5回行いましょう。

※参考書籍
 「筋の生理から運動指導・手技療法まで 歯科臨床が変わる筋機能学こと始め」
 竹内 正敏  砂書房

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