Question

回復をスムーズにするために、インプラント手術後の注意点を教えてください。

Answer

1.手術後当日

手術後はしばらく麻酔が効いているので、基本的に痛みはありません
痛み止めの頓服と抗生剤を処方しますので、処方箋にしたがってお飲みください。
縫合し止血を十分に行いますので、骨移植などの処置をしていない限り、出血もほとんどないでしょう。
(1)激しい運動、お酒、刺激物、湯船につかるのはお控えください。シャワー程度なら大丈夫です。
(2)冷やすと血行が悪くなり傷の治りが遅れます。なるべくそっとしておきましょう
(3)歯みがきは手術した場所を避けて行います。傷の周辺は処方されたうがい薬を口に含み、そっとひたす程度で十分です。決してブクブクうがいをしないでください

2.翌日~1週間後

痛み止めと抗生剤を飲んでいるため、大きな痛みを感じることはないでしょう。また出血もにじむ程度です。
早いかたでは翌日、ふつうは2~3日で腫れのピークを迎えますが、この腫れは問題ありません。
また、4~5日すると血腫(ぶつけたときの青あざのようなもの)ができることがあります
自然に消えますので、これもご心配いりません。
約1週間後には傷口がふさがるので抜糸においでいただきます。
(1)患者さんの状態にもよるのですが、手術した場所は少なくとも抜糸するまではうがいに留めます。それ以外の場所はていねいに歯みがきをしましょう。手術した場所の歯みがきの開始は、歯科医師の指示にしたがってください。
(2)必要に応じて、手術の翌日以降に消毒においでいただくことがあります

3.手術後1週間~1ヶ月

見た目には、ほとんど傷口が確認できないくらいに歯ぐきは治っています
この期間にする処置はとくにありませんが、このころからインプラントのまわりのあごの骨では、リモデリングと呼ばれる骨の再構築が盛んにはじまり、その結果、徐々にインプラントとあごの骨がひっつきはじめます。
骨の回復のため、強い力が加わらないように注意して過ごしていただきたいです

4.手術後3ヶ月~半年

あごの骨のリモデリング(再構築)もほぼ完了です。
その結果、インプラントとあごの骨がガッチリとひっつきます。
その後、インプラントの頭出しをする手術(2回目の手術)を経て、上もの(クラウンやブリッジ、入れ歯など)を乗せる処置へと進んでいきます。

※参考書籍 「nico 2010.3 クインテッセンス出版株式会社」

お探しの情報は何ですか?

オススメ情報ランキング

医院情報

医院写真

〒750-0016
山口県下関市細江町1-3-2
TEL 083-231-1182
E-mail info@kato.or.jp

アクセスマップ

受付時間(日曜・祝日定休)
平日/午前9:00~ 午後6:30
木曜・土曜/午後1:00まで

関連記事

このページを見た人は以下のページも見ています