Question

連結固定の問題点について教えてください。

Answer

「歯はなるべく繋がないほうがよい」という見解があります。

その理由は、炎症により歯が移動する現象は、結果的に炎症を改善させる生体の防御反応と解釈され、一次固定による歯の移動の制限は外傷性因子を加えることになり、歯周病を悪化させる可能性があるとされています。

さらに、連結している支台歯の一部に冠脱離や補綴物の破折、歯根破折、二次う蝕、歯周病の悪化などの問題が生じた場合、その発見が難しく、対応も非常に困難です。

そのため、印象採得・適合・合着、および術後対応への憂慮から、一次固定の連結範囲は1/3顎単位を原則としています。その範囲で補綴物が細分化できなければ、二次固定を考えます。

※参考書籍
 「聞くに聞けない補綴治療100」
 監修 河相安彦、鷹岡竜一 デンタルダイヤモンド社

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