Question
日本でのBRONJの発現頻度は?
Answer
これまでの推定発現頻度は注射薬で1~2%、経口薬で0.01~0.02%とされてきましたが、現在では注射薬と経口薬は同等の発症とされています。
発症の誘因は抜歯が最大の危険因子となっており、抜歯によりBRONJ発現リスクが約7~10倍になり、BRONJを発現させないためには抜歯前後の口腔清掃や抗菌薬の投与が有効と言われていますが、抗菌薬の種類、投与期間、抜歯を含む歯科外科の処置方法などに関しては、本邦での大規模な調査がなく、コンセンサスは得られていないのが現状です。
※参考書籍
「薬剤・ビスフォスフォネート関連顎骨壊死 MRONJ・BRONJ」
著・訳 柴原 孝彦 クインテッセンス出版株式会社
「外来・訪問診療のためのデンタル・メディカルの接点」
クインテッセンス出版株式会社