Question

唾液の分泌と味覚には関係がありますか?

Answer

高齢者を対象とした味覚調査で、唾液分泌量測定を実施し、味覚正常者(45名)と味覚障害者(26名)の総唾液分泌量を比較した結果があります。

味覚障害と唾液分泌

※グラフは参考書籍より引用・一部改変

対象 総唾液分泌量の平均値
味覚正常者 12.8±4.3ml/10min
味覚障害者 4.8±2.0ml/10min

 (正常範囲10.0ml以上/10min)

上記により、高齢者における味覚障害には唾液分泌量低下が関与することが明らかとなり、味覚障害の治療には唾液分泌改善が治療戦略として有効であると考えられています。

唾液分泌量の低下は口腔カンジダ症の発症とも深く関わっており、口腔カンジダ症の併発が味覚障害を憎悪させている可能性も考えられます。

※参考書籍
 「月刊 小児歯科臨床 2012.3」 全国小児歯科開業医会(JSPP)

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